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【動画】アサギマダラ飛来 住民世話する園 27日に催し、和歌山・上富田町市ノ瀬

 和歌山県上富田町市ノ瀬で地元の人たちがフジバカマを育てている園に、旅するチョウ、アサギマダラが飛来した。今は1匹か2匹くらいだが、今月末から11月初旬ごろに最も数が多くなるとみられ、花の咲き具合にもよるが、例年11月中旬ごろまで見られるという。


 アサギマダラは羽に薄い水色のまだら模様が入っており、羽を広げた大きさは10センチほど。春に南から北へ移動し、秋に南下する。

 住民有志でつくる「一瀬里山会」とまちおこし団体「Daruma CLUB(ダルマクラブ)」が、興禅寺そばの園に、このチョウが好むフジバカマを植えて「アサギマダラの丘」として、管理している。

 ダルマクラブ代表の吉田耕司さん(70)が14日、この秋初めて飛来しているのを見つけた。17日午後も1匹、園内を飛び回っていた。吉田さんは「気温が高いためか飛来が少し遅れているようだが、飛んで来てくれてほっとしている。これから気温がもう少し下がり、たくさん飛来してほしい」と話している。


 ダルマクラブは27日午前10時~午後3時、「アサギマダラの丘」で、イベント「アサギマダラ祭」を開く。飲食物を販売する店が並ぶほか、音楽ライブもある。荒天時は11月3日に延期する。

 11月15日まで、町内で撮影したアサギマダラの写真が対象のフォトコンテストと、アサギマダラをイメージした作品を対象にするアートコンテストも開く。団体の「フェイスブック」や「インスタグラム」のページで詳細を確認できる。

 問い合わせは、吉田さん(090・4033・6142)へ。


フジバカマ園に飛来したアサギマダラ(17日、和歌山県上富田町市ノ瀬で)
フジバカマ園に飛来したアサギマダラ(17日、和歌山県上富田町市ノ瀬で)
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