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かゆ占い、景気は「上」 上富田町の地主神社

かゆの中から竹筒を取り出す岩本通宮司や総代(5日、和歌山県上富田町生馬で)
かゆの中から竹筒を取り出す岩本通宮司や総代(5日、和歌山県上富田町生馬で)
 和歌山県上富田町生馬の地主神社で5日、景気の良しあしや農作物などの豊凶を占う「かゆ占い」があった。景気や早生ミカンなどは「上」だった。

 かゆ占いは大鍋に米1升と小豆3合を入れてかゆを炊き、景気や農作物などの文字を彫った長さ7・5センチの竹筒を入れ、竹筒の中に入ったかゆの量で「上」「中」「下」を判断する。

 春日神社(上富田町市ノ瀬)の岩本通宮司(68)が湯立て神事をした後、総代たちがかゆを作り、鍋の中に31本の竹筒を入れた。頃合いを見て岩本宮司や総代が竹筒を取り出し、竹を割ってかゆの量を確認した。景気のほか、古城梅やダイコンなど16種類が「上」だった。

 占いで使ったかゆは訪れた参拝者らに振る舞われた。餅まきもあった。

 今年は上富田町を本拠地の一つとする、関西独立リーグに所属する野球チーム「和歌山ファイティングバーズ」もかゆ占いに参加。必勝を祈願した後、今季の成績を占った結果、「上」だった。

 球団代表の田所洋二さん(60)は「地元の人にも球場に足を運んでほしいので、地元の神様に勝利を祈願した。『上』という結果が出て優勝間違いない」と喜んだ。

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