中学女子は過去最高点 全国体力テストで和歌山県
和歌山県教育委員会は23日、県内公立学校の小学5年生と中学2年生の本年度「全国体力テスト」の結果を発表した。小学生は男女とも2012年度から8年連続、中学生は男女とも2年連続で全国平均を上回った。中でも中学女子は平均点が2年連続で過去最高を更新した。
調査は4~7月にあり、特別支援学校の児童生徒を含め、小学生は約7700人、中学生は約6700人を対象に、それぞれ8種目で体力や運動能力を調べた。
8種目合計点(80点満点)の県内平均は、小学男子が全国平均より0・59点高い54・20点(昨年度54・78点)、小学女子が0・73点高い56・32点(56・84点)、中学男子が0・32点高い41・88点(42・74点)、中学女子が1・01点高い51・04点(50・93点)だった。全国順位は小学男子は16位(昨年度16位)、小学女子は15位(11位)、中学男子は23位(25位)、中学女子は12位(21位)。
小学男女と中学男子の平均点は昨年度より下がったが、全国でも小学男子が過去最低となるなど、小中男女で下がったため、順位に大きな変動はなかった。一方、中学女子は2年連続で過去最高を更新し、順位も昨年度から大きく上昇した。
■瞬発力、持久力に課題
小中男女とも、握力や上体起こし、反復横跳び、ソフトボール投げ(中学生はハンドボール投げ)などは全国平均を上回った。一方、50メートル走や立ち幅跳び、中学生の持久走などは下回り、和歌山県の子どもの苦手種目が明確になっている。理由は特定できないが、この傾向は近年続いており、県教委はスピードや瞬発力、持久力の向上に力を入れていきたいという。また、運動する子としない子の二極化も依然見られるといい、課題の解決に取り組むとしている。
調査は08年度に開始。当初、県小中学生は全体的に低迷し、特に中学では男女とも全国平均を3点以上下回り、全国40位台を推移していた。その後、授業改善や県独自ダンスの採用、インターネット上で記録を競い合う「チャレンジランキング」による運動機会の拡大、小中学校や市町村教委ごとに策定し、体力テスト結果を分析して毎年見直す「体力アッププラン」などに取り組んできたという。
調査は4~7月にあり、特別支援学校の児童生徒を含め、小学生は約7700人、中学生は約6700人を対象に、それぞれ8種目で体力や運動能力を調べた。
8種目合計点(80点満点)の県内平均は、小学男子が全国平均より0・59点高い54・20点(昨年度54・78点)、小学女子が0・73点高い56・32点(56・84点)、中学男子が0・32点高い41・88点(42・74点)、中学女子が1・01点高い51・04点(50・93点)だった。全国順位は小学男子は16位(昨年度16位)、小学女子は15位(11位)、中学男子は23位(25位)、中学女子は12位(21位)。
小学男女と中学男子の平均点は昨年度より下がったが、全国でも小学男子が過去最低となるなど、小中男女で下がったため、順位に大きな変動はなかった。一方、中学女子は2年連続で過去最高を更新し、順位も昨年度から大きく上昇した。
■瞬発力、持久力に課題
小中男女とも、握力や上体起こし、反復横跳び、ソフトボール投げ(中学生はハンドボール投げ)などは全国平均を上回った。一方、50メートル走や立ち幅跳び、中学生の持久走などは下回り、和歌山県の子どもの苦手種目が明確になっている。理由は特定できないが、この傾向は近年続いており、県教委はスピードや瞬発力、持久力の向上に力を入れていきたいという。また、運動する子としない子の二極化も依然見られるといい、課題の解決に取り組むとしている。
調査は08年度に開始。当初、県小中学生は全体的に低迷し、特に中学では男女とも全国平均を3点以上下回り、全国40位台を推移していた。その後、授業改善や県独自ダンスの採用、インターネット上で記録を競い合う「チャレンジランキング」による運動機会の拡大、小中学校や市町村教委ごとに策定し、体力テスト結果を分析して毎年見直す「体力アッププラン」などに取り組んできたという。