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藤原紀香さん、知事を訪問 「県民の優しさ伝えたい」和歌山舞台の劇主演を報告

和歌山県を舞台にした演劇への出演を岸本周平知事(右)に伝える俳優の藤原紀香さん=10日、和歌山県庁で
和歌山県を舞台にした演劇への出演を岸本周平知事(右)に伝える俳優の藤原紀香さん=10日、和歌山県庁で
 和歌山にルーツがある俳優、藤原紀香さんが10日、和歌山県庁の岸本周平知事を訪問し、県内を舞台にした演劇に主演することを伝えた。「和歌山の人の明るくて強くて優しいところが、全国の人に伝わるように演じたい。ぜひ、見に来てくれたらうれしい」と話した。

 藤原さんが主演するのは松竹が製作、主催の「カルメン故郷に帰る」で、踊り子の女性が差別や偏見を乗り越えながら明るく生き、故郷の人々の心を動かしていく内容。1951年に上映された、日本初の長編カラー映画を初めて演劇にした。映画は信州が舞台だが、演劇は藤原さんが主演することから、和歌山県の「紀の川村」にして上演する。

 藤原さんは真っ赤なドレス姿で、演劇を後援する県婦人団体連絡協議会の宗眞紀子会長や和歌山商工会議所女性会の松田美代子会長らと共に訪問。「(演劇のメッセージを)一人でも多くの人に伝えたい。和歌山の方もぜひ、たくさんいらしてください」と呼びかけ、岸本知事は「ぜひ、皆で宣伝して押しかけましょう。ますますのご活躍を応援します」と応えた。

 藤原さんは兵庫県出身だが、父親が和歌山市、母親が岩出市出身で、名前は紀ノ川に由来する。また、白浜町のアドベンチャーワールドにたびたび来場しているほか、熊野三山を回ったり、釣りを楽しんだりしているという。

 演劇には白浜町に縁がある渋谷天外さんも出演。8月17日から東京や大阪、名古屋など全国6カ所で公演する。

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