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ネットで「ハロー」 串本西中、エチオピアの小学生と交流

エチオビアの子どもたちにあいさつする串本西中学校の生徒(17日、和歌山県串本町田並で)
エチオビアの子どもたちにあいさつする串本西中学校の生徒(17日、和歌山県串本町田並で)
 和歌山県串本町田並、串本西中学校(平原良一校長、16人)の生徒が17日、インターネットを介してエチオピアの小学生たちと交流した。それぞれの教室に設置されたスクリーンとスピーカーを通して質問し合うなどし、笑いに包まれた。

 昨年は同町出身の新宮高校教諭、松下愉久さん(43)が国際協力機構(JICA)ボランティア青年海外協力隊員としてエチオピアの中学生と潮岬中学校の生徒の交流を企画。当時、潮岬中で交流を担当した南川紘輝教諭(26)が、現在勤務する串本西中でも交流をしたいと松下さんに相談したところ、現在エチオピアの小学校に赴任している同隊隊員の寺川麻理乃さんを紹介され、今回の授業が実現した。

 生徒たちは、スクリーンにエチオピアの子どもたちが映し出されると、自分たちで作った両国の国旗を振りながら「ハロー」と笑顔であいさつ。英語で「今、何時ですか」「好きな食べ物はなんですか」などと互いに質問した。

 エチオピアの子どもたちは約270人で元気に歌を披露。串本西中2年生の清野健太郎君(14)が、しの笛演奏を披露すると、エチオピアの子どもたちは拍手を送った。生徒たちは数十個の紙コップを並べた上に板を載せ、紙コップを何個まで減らしてもつぶれずに板の上に人が載れるかをクイズ形式で出題し、エチオピアの子どもたちを喜ばせた。

 交流後、2年生の平見陸君(14)は「いい経験になった。これからも世界の人たちと交流したいと思った」、南川教諭は「海外の人を身近に感じてもらい、海外に興味を持つきっかけになってくれれば」と話した。

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