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南部高校がネット販売 ジャムと梅干し、和歌山・みなべ

期間限定でネット販売を始めたジャムと梅干しを持つ南部高校の生徒(10日、和歌山県みなべ町芝で)
期間限定でネット販売を始めたジャムと梅干しを持つ南部高校の生徒(10日、和歌山県みなべ町芝で)
 和歌山県みなべ町芝の南部高校は、「食と農園科」と「普通科」の生徒が連携し、「みなべ」をテーマにしたジャムと梅干しのネット販売を始めた。25日まで。

 農業系高校の生徒が作った農作物加工品を、商業系高校の生徒がネットショップサービス「メルカリShops」を通じて販売する「農業&商業メルカリShops販売プロジェクト」の一環。南部高校は2022年度は和歌山商業高校(和歌山市)と、23年度は箕島高校(有田市)と連携してジャムや梅干し、和菓子を販売してきた。

 今回は、普通科内に商業系の選択科目があることから、自校の中で学科を超えて連携し、みなべ町の特産品である南高梅を使ったジャムと梅干しを販売することにした。

 「うめジャム」「うめみかんジャム」(200ミリリットル入り)各1袋のセット(千円)を15、白干し梅(100グラム入り)4パックセット(800円)を15、それぞれ用意し、販売する計画。

 同校で栽培している南高梅と温州ミカンを使っている。ジャムは瓶詰めより送料の安い袋状のパウチ容器に詰めた。梅干しも液漏れしないようパウチ包装している。10日に梱包(こんぽう)作業をし、一つ一つに手書きのメッセージカードを添えて、販売を始めた。生徒が交流サイト(SNS)で情報発信もしていく。

 食と農園科加工流通コース3年の藤原史さん(17)は「ネット販売を通して全国の人に『みなべ』を知ってもらいたいし、自分たちが手作りした商品を買ってもらいたい」。普通科3年の加賀登真琴さん(17)は「普通科なので自校の商品や商品販売に関わる機会がなかなかないので、メルカリショップの取り組みに参加したいと思った。一つでも二つでも売れてほしい」と話した。

 販売は25日午後4時まで。商品の確認や購入は「メルカリ」のサイトで「#アオハルバトン こだわりカンパニー」で検索すればよい。

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