珍しいアミダコ見つける 小学生「論文にまとめたい」、和歌山・白浜町
外洋性でほとんど人目につくことのない希少種アミダコを、白浜第二小学校4年の中野隆之介君(9)が、和歌山県白浜町の番所崎で見つけた。中野君は「珍しいタコだと聞いてうれしかった。お父さんに手伝ってもらって論文にまとめたい」と話した。
アミダコは外洋で浮遊生活をしている。網目模様が特徴。雌は全長50センチを超える。雄は雌よりも非常に小さく、サルパと呼ばれる浮遊生物の中に入って生活している。
中野君が見つけたのは全長約25センチで雄とみられている。4月28日、友人やその家族らと生物観察で海岸に来ていて、水面を泳ぐ見慣れない生物を発見した。偶然、近くで臨海実習の指導をしていた京都大学准教授で父親の智之さん(45)に知らせ、大学生が捕まえてくれた。すでに衰弱しており、バケツに入れるとすぐに死んでしまった。アルコールで標本固定した。
タコのようでもイカのようでもある容姿をしており、智之さんにも正体が分からず、持ち帰って調べてアミダコであることが分かった。智之さんは「普通は出合えないタコ。運が良かった。たくさんのサルパが漂着しており、風や潮の影響で打ち寄せられたのだろう」と驚いていた。
アミダコは外洋で浮遊生活をしている。網目模様が特徴。雌は全長50センチを超える。雄は雌よりも非常に小さく、サルパと呼ばれる浮遊生物の中に入って生活している。
中野君が見つけたのは全長約25センチで雄とみられている。4月28日、友人やその家族らと生物観察で海岸に来ていて、水面を泳ぐ見慣れない生物を発見した。偶然、近くで臨海実習の指導をしていた京都大学准教授で父親の智之さん(45)に知らせ、大学生が捕まえてくれた。すでに衰弱しており、バケツに入れるとすぐに死んでしまった。アルコールで標本固定した。
タコのようでもイカのようでもある容姿をしており、智之さんにも正体が分からず、持ち帰って調べてアミダコであることが分かった。智之さんは「普通は出合えないタコ。運が良かった。たくさんのサルパが漂着しており、風や潮の影響で打ち寄せられたのだろう」と驚いていた。