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終盤、訴え熱帯びる 立候補4氏、和歌山・白浜町長選

井本司候補(左上)、鈴木彬人候補(右上)、井澗誠候補(左下)、大江康弘候補(右下)
井本司候補(左上)、鈴木彬人候補(右上)、井澗誠候補(左下)、大江康弘候補(右下)
 任期満了に伴う和歌山県白浜町長選の投開票日がいよいよ28日に迫った。立候補している元衆院議員秘書の井本司氏(32)、元参院議員秘書の鈴木彬人氏(31)、現職の井澗誠氏(69)、元参院議員の大江康弘氏(70)の4人が、精力的に町内を巡って街頭演説をするなどし、支持を呼びかけている。

■井本候補

 1日15回ほどのペースで街頭演説をし、演説会も開いている。

 演説では、人口減少や観光客減少などの課題を解決するためには世代交代が必要だとし「新しい、若い力で町を変えます。立ち上がれ、ふるさと」と訴える。

 「初めての選挙を楽しみながら戦っている。応援してくれる皆さんのエールがガソリンになっている。最後の最後まで戦う」

■鈴木候補

 1日6回ほど街頭演説をしているほか、歩いて町内を回って支持拡大を図っている。

 演説では「白浜を未来に残していくために立ち上がった。若い世代に住みたいと思ってもらえる町づくりを進めていかねばならない。未来を私に託してもらいたい」と訴えている。

 「多くの方から期待の声を頂き、日に日にモチベーションが上がっている」

■井澗候補

 1日10回ほどの街頭演説をしている。

 演説では、3期12年町長を務めたことから、他の候補者より、防災、福祉、少子高齢化など「町の課題は知り尽くしている」と説明。「住んで良かったと思える町づくりを進める。もう一度町長職に押し上げてもらいたい」と訴えている。

 「多くの町民の皆さまから期待の声を頂いている。反応はとても良い」

■大江候補

 町内各地を巡り、1日10回ペースで街頭演説をしている。

 演説内容は地域によって変えているが、空港の滑走路延長、旧空港跡地の防災拠点化などを進めると述べ「(町長になる)機会を一度だけ与えてください」と呼びかけている。

 「4年前の町長選挙と比べて、だいぶ反応が良い。今の白浜を変えてほしいという声が多い」

■立候補者 届け出順

 氏名、投票日現在の満年齢、党派・現新別、当選回数(かっこ内数字)、職業・肩書(経歴)、最終学歴、住所の順。敬称略。

井本 司(いもと つかさ) 32 無新
  元衆院議員秘書(漁協理事)、京都産業大卒、日置

鈴木 彬人(すずき あきひと) 31 無新 
 元参院議員秘書、同志社大卒、庄川

井澗 誠(いたに まこと) 69 無現(3)
 町長(白浜町教育委員、土木建設会社社員)、早稲田大卒、湯崎

大江 康弘(おおえ やすひろ) 70 無新 
 元参院議員(県議、国会議員秘書)、芦屋大卒、堅田

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