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鶴保氏「早く結論決める」 衆院くら替え見送り要請受け

自民党和歌山県連の代表役員会に向かう鶴保庸介参院議員(21日、和歌山市のホテルで)
自民党和歌山県連の代表役員会に向かう鶴保庸介参院議員(21日、和歌山市のホテルで)
 自民党和歌山県連の「代表役員会」が21日、和歌山市であった。次期衆院新1区にくら替え出馬を表明していた鶴保庸介参院議員も出席。県議有志がくら替え出馬の見送りを求めていることに対し「正式な要請は受けていなかった」とした上で、早いうちに結論を出したいと語った。

 鶴保氏は昨年6月に衆院新1区の候補予定者に決定。しかし、世耕弘成参院議員が離党し、鶴保氏がくら替えすれば、県内の党所属参院議員が不在となることなどから、県議有志が1週間ほど前に見送りを要請していた。

 役員会には国会議員や県議らが出席し、見送り要請した一部県議から経緯の説明があったという。鶴保氏は会議後、報道陣に対し「正式に私が要請を受けているわけではないので、その話をした。そしたら、いきさつの報告を初めて受けた」と話した。その上でくら替え出馬見送りの選択肢があるのか問われると「いろんな人がいろんなことを言ってくれるから、いろんな意見を聞きながら決める」と答えた。

 役員会では「県連大会」の開催を決定した。日時は未定。県連大会に向け、2回目の「代表役員会」と「拡大役員会」を開き、役員改選や次期衆院選の候補予定者などについて議論するという。

 県連幹事長の山下直也県議は役員会後、鶴保氏のくら替え見送り要請について「話があるのは事実だが、何も県連で決定していない。本人の考えが一番大事で、皆の意見もあるので議論を重ねていく」とした。二階俊博衆院議員が不出馬を表明している衆院新2区の候補予定者についても「公募も含めてやっていかないといけない」と話した。

 役員会に出席した国会議員は鶴保氏と石田真敏衆院議員。県連会長の二階氏と、離党後も会長代行を続けている世耕氏は欠席した。
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