和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

鶴保氏に見送り要請、衆院へのくら替えに自民県議有志

鶴保庸介氏
鶴保庸介氏
 次期衆院選の和歌山新1区への立候補を表明している自民党の鶴保庸介参院議員(57)=和歌山選挙区=に対し、党所属県議有志がくら替えを見送るよう要請したことが、複数の関係者への取材で分かった。

 衆院小選挙区の「10増10減」で、県内の選挙区が次期衆院選から1減の2選挙区となるのに伴う候補者選考で、昨年6月、鶴保氏が新1区の立候補予定者に決定していた。

 しかし、派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、世耕弘成参院議員(61)=和歌山選挙区=が離党勧告を受け離党。鶴保氏がくら替え出馬すれば、県内に党所属の参院議員がいなくなるため、これを避けたいという趣旨で有志十数人が先週末に要請したという。

 関係者によると、政治資金パーティー問題や昨年11月に和歌山市であった党青年局の懇親会での過激な演出のダンスショーで党が批判を浴びる中、鶴保氏はくら替え見送りも含めて検討しているとみられる。

 新2区の候補予定者だった二階俊博衆院議員(85)=旧3区=は不出馬を表明している。鶴保氏がくら替えを見送った場合、県連は衆院新1区、新2区の候補予定者や、世耕氏離党に伴う参院選挙区の対応を検討することになる。

 旧1区(和歌山市)選出の衆院議員は昨年4月の補選で初当選した日本維新の会の林佑美氏(42)。新1区は和歌山市に岩出市、紀の川市が加わる。

公式SNS!フォローしてね!
友だち追加

アクセスランキング

趣味・娯楽

読者チャンネル

新着リリース

紀伊民報からのお知らせ