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串本でパートナーシップ導入

 串本町は1日から、性別を問わずにパートナーや家族関係を証明する「町パートナーシップ・ファミリーシップ制度」を導入した。同様の制度は近隣の市町では那智勝浦町と新宮市が設けている。

 町住民課によると、制度は住民一人一人が互いに人格や多様性を理解し、誰もが心豊かに暮らせる社会の実現が目的。パートナーの関係を表明した2人が町に宣誓書などを提出することで、町は証明書やマイナンバーカードと同じサイズの「証明カード」を交付する。ファミリーシップ制度ではパートナーの2人の他に子どもや親ら家族の関係も証明できる。

 パートナーシップを宣言できるのは、2人とも成人▽町内に住所があるか、転入を予定している▽法律上の婚姻関係がない▽他の人とパートナーシップを宣言していない―などの要件がある。

 この制度は法律上の婚姻と異なり、法的な効力はない。町は制度を通じて民間の企業や団体などから協力してもらい、町民が暮らしやすい町を目指していくという。

 手続きは、宣誓を希望する5日前までに町住民課に連絡する必要がある。

 問い合わせは町住民課(0735・62・0561)へ。

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