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立野遺跡の出土品展示中

立野遺跡から出土した土器、石器、木製品などを展示している(和歌山県すさみ町周参見で)
立野遺跡から出土した土器、石器、木製品などを展示している(和歌山県すさみ町周参見で)
 和歌山県すさみ町周参見の町立歴史民俗資料館で、町内にある立野遺跡から出土した弥生前期(約2300年前)の土器、石器、木製品などを展示する特別展をしている。3月30日まで。入館無料。

 2023年1~4月に開催した特別展の第2弾。出土品を保管している県立紀伊風土記の丘(和歌山市岩橋)から新たに借りてきた打製石器、磨製石器、鍬(くわ)、石斧(いしおの)のレプリカなど16点を展示。今回はより立野遺跡について理解を深めてもらうため、遺跡全体を説明するパネルなどを追加している。

 紀勢自動車道の整備事業に伴って2010年に行われた立野遺跡の発掘調査で土器、石器など800点近くが出土した。縄文土器も出土しており、縄文時代から弥生時代への過渡期の遺跡であることが分かっている。鍬などの農具、狩猟で使った弓、祭祀(さいし)で使われたとみられる琴、機織り道具などが出土しており、当時の紀南地域の人々の暮らしぶりを知ることができる。 

 開館時間は午前9時~午後4時。水、日曜が休館。

 問い合わせは資料館(0739・55・4059)へ。

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