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【動画】クジラをピカピカに 和歌山県太地町の博物館で大掃除、イルカの赤ちゃん公開も

 和歌山県太地町立くじらの博物館で19日、年末恒例の大掃除があり、天井からつるしているセミクジラの実物大模型(全長15・2メートル)などにたまったほこりを、博物館スタッフがモップやハタキを使って払い落とした。

 博物館は年中無休で、年末の恒例行事として午前8時半の開館前に大掃除をしている。

 スタッフ11人が実物大模型のほか、ホッキョククジラやシャチなどの全身骨格標本のほこりを払った。模型に乗ったスタッフは、命綱をつけて慎重に作業した。海洋水族館(マリナリュウム)では大水槽にダイバー2人が入って中から水槽を磨いた。

 中江環副館長(43)は「コロナ禍が落ち着き、お客さんがだいぶ来ていただけるようになってきた。来年は開館55周年の節目の年なので、展示やイベントなどで楽しんでいただけるよう、これまで以上に努力していきたい」と話している。

■一般公開、愛称を募集
マダライルカ赤ちゃん

 博物館は、今年7月に誕生したマダライルカの一般公開をマリナリュウムの大水槽で始めた。このイルカの愛称を来年1月3日まで募集している。

 マダライルカの赤ちゃんは雌。出生時の体長約85センチ、推定体重約8キロから12月1日現在で体長133・5センチ、体重24・5キロと順調に成長しているという。

 マダライルカは温帯から熱帯の海域を好むことから、愛称は「ハワイ語」に由来するものを募集中。採用された人の中から抽選で1人にマダライルカ親子のオリジナルフィギュア、抽選に外れた人にも記念品を贈る。

 応募は1人1通で、博物館にある応募箱に投函(とうかん)するか、博物館ホームページから入手できる応募用紙に必要事項を記入して郵送する。問い合わせは、くじらの博物館(0735・59・2400)へ。
太地町立くじらの博物館で行われた年末恒例の大掃除で、実物大模型のほこりを払う関係者(19日、和歌山県太地町で)
太地町立くじらの博物館で行われた年末恒例の大掃除で、実物大模型のほこりを払う関係者(19日、和歌山県太地町で)
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