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「甲子園」で頂点目指せ! マスターズ野球近畿大会で和歌山・田辺高OB初優勝

近畿大会で優勝した田辺高校OBチーム
近畿大会で優勝した田辺高校OBチーム
 高校野球のOBチームが出場する「マスターズ甲子園」の第20回を記念した全国高校野球OBトーナメントの近畿ブロック大会がこのほど、和歌山市の紀三井寺球場であり、田辺高校OBチームが優勝した。9月2日に同球場である西日本大会に出場する。


 マスターズ甲子園大会は、全国高校野球OBクラブ連合などが主催して11月11、12日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開かれる。参加14チームがそれぞれ1試合ずつ戦う交流試合「代表OB戦」のほか、勝ち抜きでの日本一を決める全国高校野球OBトーナメントがある。4回までが34歳以下、5回以降は35歳以上の選手が出場する。

 田辺OBは7月にあった和歌山大会で準優勝し、県代表枠で代表OB戦への出場を予定していたが、近畿大会で優勝したため、OBトーナメントに出場することになった。

 西日本大会では、田辺OBが中国・四国代表と九州・沖縄代表の3チームで総当たり戦をして順位を決める。本大会では、西日本の1~3位が東日本の1~3位とそれぞれ対戦する。

 田辺OBは、近畿大会1回戦でPL学園OB(大阪代表)に7―1で快勝。準決勝は奈良情報商業・桜井商業OB(奈良代表)に11―4で勝った。決勝は、前回優勝チームの枠で出場した日高中津OBに16―9で打撃戦を制した。

 近畿大会では、20~60代の選手、監督、マネジャー含めて50人が登録した。熊野雅仁さん(53)と長男の敦也さん(24)は親子でチームに在籍しており、ともに捕手。雅仁さんは「チームの雰囲気が良く、世代間でつながりが深まって楽しい。まずは西日本で1位になって、日本一を目指したい」と意気込む。敦也さんは「田辺高野球部では姉がマネジャー、弟も選手だった。家族で甲子園を目指していて、再び同じ目標に挑戦できるのはうれしい」と話している。

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