希少なサンショウウオ見よう 紀伊半島のみに生息、和歌山県立自然博物館で生体展示
和歌山県海南市船尾の県立自然博物館は、第1展示室「淡水の生き物コーナー」で、県指定天然記念物の「オオダイガハラサンショウウオ」1匹を展示している。紀伊半島のみに生息する固有種で現在、確認できる範囲で生体展示をしている水族館などはなく、同館が唯一という。
オオダイガハラサンショウウオは、渓流域など冷たい水を好むため、飼育が難しく、同館では近年、生体の常設展示をしていなかった。このほど、水槽用冷却装置などを使って専用の水槽を組み、水温を常に17度に保って展示を始めた。県内で採集され、全長は約15センチ。オオダイガハラサンショウウオの幼生(オタマジャクシ)2匹も同じ水槽で展示している。
オオダイガハラサンショウウオとは、サンショウウオ科サンショウウオ属の一種で、全長は20センチ程度。サンショウウオ属の中では最大級。和名の「オオダイガハラ」は最初に発見された三重県大台ケ原にちなむ。紀伊半島の三重、奈良、和歌山3県のみに分布する固有種で、標高の高い山地に生息している。
分布する3県全てで県の天然記念物に指定されており、和歌山県では2018年に指定された。自然博物館での展示は04年8月以来、19年ぶりで、特別な許可を得て展示している。
担当学芸員の高田賢人さんは「紀伊半島のみにすむ珍しいサンショウウオを見ることができる貴重な機会で、目が大きく、かわいらしい姿にも注目してもらえたら」と来場を呼びかけている。
開館時間は午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館(月曜が祝日の場合は次の平日)。入館料は大人480円、高校生以下と65歳以上は無料。
オオダイガハラサンショウウオは、渓流域など冷たい水を好むため、飼育が難しく、同館では近年、生体の常設展示をしていなかった。このほど、水槽用冷却装置などを使って専用の水槽を組み、水温を常に17度に保って展示を始めた。県内で採集され、全長は約15センチ。オオダイガハラサンショウウオの幼生(オタマジャクシ)2匹も同じ水槽で展示している。
オオダイガハラサンショウウオとは、サンショウウオ科サンショウウオ属の一種で、全長は20センチ程度。サンショウウオ属の中では最大級。和名の「オオダイガハラ」は最初に発見された三重県大台ケ原にちなむ。紀伊半島の三重、奈良、和歌山3県のみに分布する固有種で、標高の高い山地に生息している。
分布する3県全てで県の天然記念物に指定されており、和歌山県では2018年に指定された。自然博物館での展示は04年8月以来、19年ぶりで、特別な許可を得て展示している。
担当学芸員の高田賢人さんは「紀伊半島のみにすむ珍しいサンショウウオを見ることができる貴重な機会で、目が大きく、かわいらしい姿にも注目してもらえたら」と来場を呼びかけている。
開館時間は午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館(月曜が祝日の場合は次の平日)。入館料は大人480円、高校生以下と65歳以上は無料。