「デロリアン」のホイール贈る オーナーの男性、高校生作の実物大模型知り、和歌山
人気映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で登場するタイムマシンのモデルになった米国製の車「デロリアン」のモニュメントがある田辺工業高校(和歌山県田辺市あけぼの)に、同車の所有者らでつくる「デロリアンオーナーズクラブ」副会長の橋本達也さん(58)=兵庫県西宮市=が、純正ホイール1点を寄贈した。40年以上前に製造されなくなった車種で、ホイールは貴重。学校側は喜んでいる。
モニュメントはほぼ実物大で、車体4・2メートル、重さ約500キロ。2016~20年度の生徒約500人が製作に携わった。学校の正面玄関前にあり、シンボル的存在になっている。
橋本さんは、21年にインターネットの記事でモニュメントの存在を知り、「いつか見てみたい」とずっと思っていた。7月に「授業の邪魔にならないよう、夏休み期間中に見学できないか」という趣旨の手紙を学校へ送った。
寄贈した純正ホイールは前輪用で、今春に愛知県豊橋市の専門店から譲り受けたという。「これなら学校の役に立てるかもしれない」と考えた。記事に付いていた写真から、モニュメントのホイールは別車種の物だと知っていた。学校によると、国産車のホイールにアルミ板を付けている。
■モデルの車で来校
橋本さんは3日、1991年から乗り続けているという自身のデロリアンを運転し、クラブメンバーの津和敏夫さん(36)=神戸市=と共に学校を訪問。ものづくり研究部の部長で3年の佐向大地君(18)にホイールを手渡した。
モニュメントを間近で見た橋本さんは「高校生が一から手作りしたという努力は本当にすごい。(ホイールの)複製を作ってもらえたらいい」と話した。当初からモニュメント製作に関わった高井正人教諭(54)は「頂けるということ自体がありえない話で、非常にありがたい。3Dプリンターなどを使って複製を作れないか考えたい。より本物に近い形へ再現できるといい」と話した。
デロリアンは81年から約2年間で9千台ほどしか製造されていない。国内には最大見込みで250台が輸入され、このうち現在も実際に走れる状態なのは、ごくわずかとみられる。オーナーズクラブのメンバーで一堂に会した最多数は13台だったという。
そのうちの1台が学校に来たとあって、生徒や高井教諭らは「かっこいい」と声を上げ、いろいろな角度から写真を撮っていた。
モニュメントはほぼ実物大で、車体4・2メートル、重さ約500キロ。2016~20年度の生徒約500人が製作に携わった。学校の正面玄関前にあり、シンボル的存在になっている。
橋本さんは、21年にインターネットの記事でモニュメントの存在を知り、「いつか見てみたい」とずっと思っていた。7月に「授業の邪魔にならないよう、夏休み期間中に見学できないか」という趣旨の手紙を学校へ送った。
寄贈した純正ホイールは前輪用で、今春に愛知県豊橋市の専門店から譲り受けたという。「これなら学校の役に立てるかもしれない」と考えた。記事に付いていた写真から、モニュメントのホイールは別車種の物だと知っていた。学校によると、国産車のホイールにアルミ板を付けている。
■モデルの車で来校
橋本さんは3日、1991年から乗り続けているという自身のデロリアンを運転し、クラブメンバーの津和敏夫さん(36)=神戸市=と共に学校を訪問。ものづくり研究部の部長で3年の佐向大地君(18)にホイールを手渡した。
モニュメントを間近で見た橋本さんは「高校生が一から手作りしたという努力は本当にすごい。(ホイールの)複製を作ってもらえたらいい」と話した。当初からモニュメント製作に関わった高井正人教諭(54)は「頂けるということ自体がありえない話で、非常にありがたい。3Dプリンターなどを使って複製を作れないか考えたい。より本物に近い形へ再現できるといい」と話した。
デロリアンは81年から約2年間で9千台ほどしか製造されていない。国内には最大見込みで250台が輸入され、このうち現在も実際に走れる状態なのは、ごくわずかとみられる。オーナーズクラブのメンバーで一堂に会した最多数は13台だったという。
そのうちの1台が学校に来たとあって、生徒や高井教諭らは「かっこいい」と声を上げ、いろいろな角度から写真を撮っていた。