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戦闘機は全長2メートル トップガンに着想し高校生が製作

F15戦闘機をモチーフにした作品を製作した機械科3年B組の生徒ら
F15戦闘機をモチーフにした作品を製作した機械科3年B組の生徒ら
 和歌山県田辺市あけぼのの田辺工業高校機械科3年生は、「F15戦闘機」の模型を製作した。生徒はこれまでに卒業生らが製作した陸上、海上の乗り物の模型と合わせて「陸・海・空、全ての乗り物がそろった」とうれしそうに話した。

 製作したのは機械科B組の生徒たち。映画「トップガン マーヴェリック」を見た生徒から戦闘機を作りたいという提案があり、型紙が見つかった「F15戦闘機」に決めたという。卒業生らが製作した作品には、映画に登場するタイムマシンの車「デロリアン」、アニメに登場する船「サニー号」「メリー号」があるが、空の乗り物がなかったことも決め手の一つだった。

■車、船に続き

 実際に鉄などを用いた作業期間は約3週間。資材を切断したり、削ったりした中谷和人君は「溶接する所に隙間があり、そこを微調整するのがとても大変だった」と話した。

 作品は金属製で、高さ約1・6メートル、全長約2メートル、幅約1・4メートルで重さは70キロほど。白草優介君は「授業ではしない溶接方法などを学ぶことができて今後に生かせると思う。作品の出来には満足だけど、塗装をもう少しできたらいいかも。かなり大変ですが」と笑顔を見せた。

 作品は26、27日に田辺市高雄1丁目の市民総合センターで開かれる「生涯学習フェスティバル」で展示される。

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