【動画】発射場そばの海岸清掃 ロケット応援団、毎月第3水曜
和歌山県串本町田原の民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」周辺の住民有志らでつくる「和歌山ロケット応援団」が今年から、発射場すぐ近くにある荒船海岸で、漂着するなどしたごみを定期的に拾う活動をしている。「ロケットに一番近い場所!荒船海岸クリーンナップ」という取り組みで、毎月第3水曜に実施。中心メンバーの芝﨑浩子さん(43)=串本町中湊=は「夏ごろが予定されている初号機発射に向けて海岸をピカピカにしたい」と意気込んでいる。次回は15日の予定。
芝﨑さんは、発射場や打ち上げられるロケットの概要などを紹介する南紀串本観光協会のロケットガイド。荒船海岸も「ジオサイト」の一つである南紀熊野ジオパークのガイドも務めている。
芝﨑さんによると、この場所にロケット発射場ができたのは、射点の南側に陸や島がないこと、周りに建物がなく人もいないといったことが理由だが、半面、潮流の影響で外洋からごみが漂着しやすく、人があまり訪れないため清掃もされにくく、ごみがたまりやすい場所でもある。
また、ガイドとして串本が発射場に選ばれた理由の第一に「町の人々が歓迎・応援している」ということを紹介しているが「この状況では歓迎しているとは言えないのでは」という問題意識があり、清掃を計画。以前から、ジオパークガイドとして荒船海岸を案内する際に清掃活動に取り組んできたが、今年からは「和歌山ロケット応援団」の活動として参加者を募りながら、毎月第3水曜に定期的に活動することにしたという。
活動はこれまで1月18日と29日、2月15日に実施した。午後1時半に田原海水浴場に集合した上で荒船海岸に移動して3時ごろまで拾い集めており、毎回、ペットボトルや漁具、プラスチック片など大量のごみを回収。ほぼ毎回参加している有田川町の男性(67)は「地形の観察でよく訪れており、以前からごみが気になっていたので参加したが、ごみがないと思っていた場所にもたくさんあった」と、その量に驚いていた。
芝﨑さんは「ごみ拾いの参加者には荒船海岸の自然の豊かさも知ってもらいながら、ここからロケットが打ち上がるんだというわくわくを感じてほしい」と呼びかけている。
この取り組みは、自主的な清掃活動を応援する県の「わかやまごみゼロ活動」に認定されている。
問い合わせは芝﨑さん(090・9387・8919)へ。
芝﨑さんは、発射場や打ち上げられるロケットの概要などを紹介する南紀串本観光協会のロケットガイド。荒船海岸も「ジオサイト」の一つである南紀熊野ジオパークのガイドも務めている。
芝﨑さんによると、この場所にロケット発射場ができたのは、射点の南側に陸や島がないこと、周りに建物がなく人もいないといったことが理由だが、半面、潮流の影響で外洋からごみが漂着しやすく、人があまり訪れないため清掃もされにくく、ごみがたまりやすい場所でもある。
また、ガイドとして串本が発射場に選ばれた理由の第一に「町の人々が歓迎・応援している」ということを紹介しているが「この状況では歓迎しているとは言えないのでは」という問題意識があり、清掃を計画。以前から、ジオパークガイドとして荒船海岸を案内する際に清掃活動に取り組んできたが、今年からは「和歌山ロケット応援団」の活動として参加者を募りながら、毎月第3水曜に定期的に活動することにしたという。
活動はこれまで1月18日と29日、2月15日に実施した。午後1時半に田原海水浴場に集合した上で荒船海岸に移動して3時ごろまで拾い集めており、毎回、ペットボトルや漁具、プラスチック片など大量のごみを回収。ほぼ毎回参加している有田川町の男性(67)は「地形の観察でよく訪れており、以前からごみが気になっていたので参加したが、ごみがないと思っていた場所にもたくさんあった」と、その量に驚いていた。
芝﨑さんは「ごみ拾いの参加者には荒船海岸の自然の豊かさも知ってもらいながら、ここからロケットが打ち上がるんだというわくわくを感じてほしい」と呼びかけている。
この取り組みは、自主的な清掃活動を応援する県の「わかやまごみゼロ活動」に認定されている。
問い合わせは芝﨑さん(090・9387・8919)へ。