協定書を持つ白浜署の南伸明署長(左)と白浜温泉旅館協同組合の沼田久博理事長=17日、和歌山県白浜町で
阪神大震災の発生から28年となった17日、和歌山県警白浜署は白浜温泉旅館協同組合(沼田久博理事長)と「大規模災害等発生時における施設利用に関する協定」を締結した。
協定は、南海トラフ地震や台風による水害が発生した時に、県内外から応援に駆け付けた警察官の宿泊場所、待機場所として組合が施設の一部を提供する。
調印式は、署庁舎であり、南伸明署長と沼田理事長が協定書に署名した。
南署長は「災害現場は過酷で、活動を行うためには警察官の気力、体力の充実が不可欠。この協定により、一人でも多くの地域住民の命が救えると確信している」、沼田理事長は「少しでも役に立てるよう頑張っていきたい」とあいさつした。