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災害備蓄用の梅干し寄贈 田辺市龍神行政局に2千個

前田敦司龍神行政局長(左)に梅干しを手渡す、JA紀州の本谷昌平常務理事=和歌山県田辺市龍神村西で
前田敦司龍神行政局長(左)に梅干しを手渡す、JA紀州の本谷昌平常務理事=和歌山県田辺市龍神村西で
 JA紀州はこのほど、和歌山県田辺市龍神村西の龍神行政局に災害備蓄用の梅干し2千個を寄贈した。JA共済の地域貢献活動の一環として昨年度から始めた取り組み。龍神行政局では災害発生時、状況に合わせて避難所で配布したり、他の備蓄食料と一緒に提供したりする予定。

 寄贈した梅干しは、長期保存ができる「白干し梅」で、1個ずつ包装されている。JA紀州では、昨年度(今年2月)に管内の全市町(御坊・日高の7市町、田辺市龍神村)にこの梅干し計3万5千個を寄贈した。今回も同じ数を用意し、11月下旬から各市町に順次贈っている。

 龍神村では、JA紀州の本谷昌平常務理事らが龍神村西の龍神行政局を訪問。本谷常務理事が前田敦司局長に梅干しを手渡し、「今回も昨年度と同じく、3万5千個のうち2千個を贈呈させていただいた。救援物資の一つとして役立ててもらえたらうれしい」と述べた。

 贈呈式には、市危機管理局の茨善行局長、市農林水産部の木村博充部長、市防災まちづくり課の的場大輔課長、市議会の安達克典議員らも出席した。

 前田局長は「大変ありがたく、心強く思っている。龍神村は県内でも雨が多い地域で、土砂災害や台風の被害も多い。災害から市民の生命と財産を守るとともに、被害を軽減するため総合的、計画的に取り組んでいる。今後ともお力添えをお願いします」と謝辞を述べた。

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