自衛隊の催しで大型模型展示 田辺工業高生が制作
田辺工業高校(和歌山県田辺市あけぼの)の生徒が制作した、自衛隊の戦闘機「F15」とアニメ「機動警察パトレイバー」の大型模型2点が17日、田辺市稲成町のオークワパビリオンシティ田辺店である自衛隊の広報イベントで展示される。
F15の模型は、同校機械科3年生B組約30人が今秋にあった学校文化祭での展示のために制作した。金属製で高さ約1・6メートル、全長約2メートル、幅約1・4メートル。
パトレイバーの模型は、2015年度の3年生が鉄板で制作。塗装せずにいったん完成とし、校内で保管していた。さびてきていたこともあり、現3年生が「課題研究」の時間を使って塗装をした。高さ約2・6メートル、幅約1・3メートル。
イベントは、田辺・西牟婁を管轄する陸上自衛隊37連隊第2中隊が主催。車両や災害救助で使う装具を展示する。田辺署も協力し、パトカーや白バイを展示する。時間は午前9時~午後3時で、荒天時は中止。
問い合わせは、自衛隊協力本部田辺地域事務所(0739・24・6219)へ。
■パイロットが来校 戦闘機模型を見学
航空自衛官1等空尉でF15の操縦経験がある飯宮圭祐さん(36)がこのほど、田辺工業高を訪れ、F15の模型を鑑賞。制作した生徒らと懇談し「精巧な作りで驚いた。航空自衛隊に興味を持ってもらえてうれしい」と話した。
飯宮さんは現役のパイロット。自衛隊和歌山地方協力本部橋本地域事務所(橋本市)の所長でもある。2011~16年に福岡県や沖縄県の基地でF15のパイロットとして勤務し、国籍不明機に対して戦闘機を緊急発進させる「スクランブル」などの任務に就いていた。
模型の完成を伝える本紙記事を読んだ自衛隊和歌山地方協力本部田辺地域事務所の職員が飯宮さんと学校に打診し、訪問が実現した。
飯宮さんは、代表生徒6人と面会し「忠実に作られていてすごい。こんなに大きな模型を作ったという話は聞いたことがない」と感心した様子で、制作期間などを質問していた。
飯宮さんは、航空自衛隊やパイロットの任務について説明し、F15搭乗時に使うフライトスーツやヘルメット、ジャケットといった装備品も見せた。
フライトスーツを試着した機械科3年の難波朱鳥君は「航空自衛隊パイロットの方から話を聞けて良かった。模型は『細かい部分までよくできている』と言ってもらえてうれしい」と喜んだ。
飯宮さんは「(今回の訪問が)パイロットに限らず、空に関わる仕事に興味を持つきっかけにもなれば」と話した。
F15の模型は、同校機械科3年生B組約30人が今秋にあった学校文化祭での展示のために制作した。金属製で高さ約1・6メートル、全長約2メートル、幅約1・4メートル。
パトレイバーの模型は、2015年度の3年生が鉄板で制作。塗装せずにいったん完成とし、校内で保管していた。さびてきていたこともあり、現3年生が「課題研究」の時間を使って塗装をした。高さ約2・6メートル、幅約1・3メートル。
イベントは、田辺・西牟婁を管轄する陸上自衛隊37連隊第2中隊が主催。車両や災害救助で使う装具を展示する。田辺署も協力し、パトカーや白バイを展示する。時間は午前9時~午後3時で、荒天時は中止。
問い合わせは、自衛隊協力本部田辺地域事務所(0739・24・6219)へ。
■パイロットが来校 戦闘機模型を見学
航空自衛官1等空尉でF15の操縦経験がある飯宮圭祐さん(36)がこのほど、田辺工業高を訪れ、F15の模型を鑑賞。制作した生徒らと懇談し「精巧な作りで驚いた。航空自衛隊に興味を持ってもらえてうれしい」と話した。
飯宮さんは現役のパイロット。自衛隊和歌山地方協力本部橋本地域事務所(橋本市)の所長でもある。2011~16年に福岡県や沖縄県の基地でF15のパイロットとして勤務し、国籍不明機に対して戦闘機を緊急発進させる「スクランブル」などの任務に就いていた。
模型の完成を伝える本紙記事を読んだ自衛隊和歌山地方協力本部田辺地域事務所の職員が飯宮さんと学校に打診し、訪問が実現した。
飯宮さんは、代表生徒6人と面会し「忠実に作られていてすごい。こんなに大きな模型を作ったという話は聞いたことがない」と感心した様子で、制作期間などを質問していた。
飯宮さんは、航空自衛隊やパイロットの任務について説明し、F15搭乗時に使うフライトスーツやヘルメット、ジャケットといった装備品も見せた。
フライトスーツを試着した機械科3年の難波朱鳥君は「航空自衛隊パイロットの方から話を聞けて良かった。模型は『細かい部分までよくできている』と言ってもらえてうれしい」と喜んだ。
飯宮さんは「(今回の訪問が)パイロットに限らず、空に関わる仕事に興味を持つきっかけにもなれば」と話した。