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事業者の電気ガス代支援へ エネルギー高騰で田辺市

和歌山県田辺市役所
和歌山県田辺市役所
 エネルギー価格高騰などの影響を受ける事業者を支えようと、和歌山県田辺市は2日、市独自の支援策を発表した。電気・ガス代の一部を補助するほか、運送事業者への燃料費支援などを盛り込んでいる。必要な予算を計上した2022年度一般会計補正予算案を、7日開会の臨時市議会に提出する。


 今回の補正予算の総額は3億1820万円。国からの臨時交付金などを活用する。

 電気・ガス代の支援金の支給対象は、市内に事業所や店舗がある中小事業者で約4500事業者を見込んでいる。電気代は7~9月の合計額の20%分、ガス代は7~9月の合計額の10%分を支給する。

 運送事業者などへの支援金の支給対象は、市内に事業所や店舗があるトラックやバス、タクシーなどの中小事業者。

 1台当たりの支給額は▽貨物自動車運送事業(トラックなど)10万円▽同(軽貨物)1万円▽乗り合い・貸し切りバス事業6万円▽タクシー事業4万円▽自動車運転代行業1万円―となっている。

 いずれの制度も、1事業者当たりの支給上限は50万円。申請の受付期間は11月中旬~来年1月31日を予定している。

■好評受け予算増額へ じもたびキャンペーン

 一方で、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ観光業を支援しようと、県内在住者限定で実施している「じもたび(地元旅)キャンペーン」第4弾の予算も増やす。

 キャンペーンは、市内の宿泊施設を利用して5千円以上を支払えば、市内の登録店舗で使える5千円分の商品券がもらえる内容。1万5千セットを用意しているが、好評のため、さらに需要を呼び起こそうと8千セットを追加する方針という。

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