見頃を迎えたアサマリンドウの花(和歌山県那智勝浦町の阿弥陀寺で)
和歌山県那智勝浦町南平野の阿弥陀寺で、群生するアサマリンドウ(リンドウ科)の花が見頃を迎えた。
火生三昧跡の周辺が特に多い。寺によると、今年の咲き始めは10月中旬で、例年と比べて少し遅かった。「10月いっぱいは楽しめるのではないか」という。
観賞に訪れる人も多い。写真撮影に来ていた那智勝浦町宇久井の西浦敏充さん(67)は「昨年と比べて花の数が少ない気もするが、何といっても花の色が美しい。コケとのコントラストもいい」と話していた。
山地の林内に生える多年草で、日本の特産種。花は長さ5センチほどで、上向きに咲かせる。