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最新技術で移動や買い物支援 和歌山県すさみ町で実験

ドローンで運ばれてきた荷物を小型宅配ロボットまで運ぶスタッフ(21日、和歌山県すさみ町周参見で)
ドローンで運ばれてきた荷物を小型宅配ロボットまで運ぶスタッフ(21日、和歌山県すさみ町周参見で)
道路の小さな空間を拠点に、シェアリング、小型物流、ドローン、情報提供等の実験を実施
道路の小さな空間を拠点に、シェアリング、小型物流、ドローン、情報提供等の実験を実施
 超高齢化社会を迎え、移動手段の確保や買い物支援などの施策がますます重要になると考えられることを受け、最先端技術を使ってそれらの課題解決を目指す実験が和歌山県すさみ町で始まっている。21日には小型電気自動車の試乗など住民に最先端技術を体感してもらうイベントが町内であった。


 イベントは町、国、県、民間企業などで組織する「すさみ町実証実験協議会」が、国土交通省の補助事業「人流、物流、情報のシームレスな利活用を実現するための路側マネジメント実験」の一環で開催した。

 協議会は、路側帯や点在する空き地を活用し、最先端技術による移動支援や荷物配送などを可能とするサービス拠点「小さな拠点」整備の可能性を検討している。地域住民だけでなく、観光客やワーケーションで訪れた人の利便性の向上、防災面での活用も視野に入れている。

 イベントは町多世代交流施設「イコラ」であった。参加者は、岩田勉町長と紀南河川国道事務所の渡邉泰伴事務所長らから実験について説明を受けた後、1~2人乗りの小型電気自動車に試乗したほか、ドローンによる荷物輸送や小型宅配ロボットの走行実験を見学した。

 岩田町長は「これからの時代、生まれ育った所で健康で自分らしく生活していくには最新のテクノロジーが必要になってくる」と言い、渡邉事務所長は「この実験がより良いものとなるよう支援、アドバイスを引き続きやらせてもらいたい」と述べた。

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