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特殊詐欺被害防ぐ 白浜署がコンビニ店員に感謝状

南伸明白浜署長(左)から感謝状を受け取る江戸歩さん=白浜町で
南伸明白浜署長(左)から感謝状を受け取る江戸歩さん=白浜町で
 特殊詐欺を未然に防いだとして白浜署は8月30日、上富田町朝来の「ローソン熊野高校前店」のアルバイト店員、江戸歩さん(29)=上富田町朝来=に感謝状を贈った。

 署によると、江戸さんは8月9日午後4時半ごろ、店を訪れた60代女性が「宝くじで5億円が当たった。2千円を振り込めばもらえる」などと話し、電子マネーを購入しようとしていたことから不審に思い、購入を思いとどまらせ、警察へ通報した。

 この日、白浜署で感謝状の贈呈式があり、南伸明白浜署長が手渡した。江戸さんは「被害を未然に防げてよかった。これからも積極的に声かけをしていきたい」と話した。

 南署長(60)は「すぐに詐欺と気付き、声をかけてくれたのが防止につながった」と感謝した。

 県警によると、県内の特殊詐欺の被害件数は、今年1~7月で49件。昨年同時期に比べ13件増えているという。

 特殊詐欺の手口は役場職員などをかたる還付金詐欺、架空請求詐欺などさまざま。県警は特殊詐欺被害防止のための無料電話相談(0120・508・878)を設けており、利用を促している。

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