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神島高生がオンラインで営業 首都圏の駅で梅商品販売

オンラインで梅商品をPRする神島高校の生徒(25日、和歌山県田辺市文里2丁目で)
オンラインで梅商品をPRする神島高校の生徒(25日、和歌山県田辺市文里2丁目で)
 首都圏の駅構内にある商業スペース「駅ナカ」で開催されている「もったいない野菜マルシェ」に、和歌山県田辺市の神島高校が梅商品を出品している。規格外や天候の影響で捨てられるはずだった野菜や、食品ロス問題に取り組む高校生が開発した加工品を販売するイベント。25日にはオンラインで売り場とつながり、商品PRに挑戦した。

 JR東日本クロスステーションデベロップメントカンパニー(東京都)が、食品ロスを考えるきっかけにしてもらいたいと、東京駅や品川駅構内で運営する駅ナカ5施設で22日から順次開催している。

 神島高校は梅干し加工の際の副産物である梅酢を使った「梅焼き鳥のタレ」、「梅あられ」、地元のパン店と連携して販売している梅ジャムコッペに使う「ジャム(南高梅と露茜の2種類)」を出品。品川駅の駅ナカ施設で販売している。

 売り場では商品の前にモニターが設置されており、神島高生が作ったPR動画を流している。この日は、1年生の関奈々子さん、蝉美沙貴さん、生駒咲樹さんがオンラインでモニター越しに接客した。

 来場者は見慣れない梅商品に興味津々で、3人は「タレは焼き鳥だけでなく、唐揚げやドレッシングにも使える」「露茜のジャムはフルーティーで、イチゴジャム並みの甘さ」などとアピール。「たくさん買ってもらえてうれしい。来年は東京に行って販売したい」と口をそろえた。

 関さんは「捨てられていた梅酢だけれど、タレに加工すれば料理をおいしくできる。こんなふうに少しでも食品ロスをなくしたい」と話した。

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