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手作りの梅ジャム食べて 田辺市中芳養中、21日に販売

中芳養中学校2年生が手作りした「梅じゃむ」。21日の弁慶市で販売する(和歌山県田辺市中芳養で)
中芳養中学校2年生が手作りした「梅じゃむ」。21日の弁慶市で販売する(和歌山県田辺市中芳養で)
 和歌山県田辺市中芳養中学校の2年生(21人)が、手作りした「梅ジャム」を21日に市内である朝市「弁慶市」で販売する。南高梅の収穫からジャムの加工、デザインまで全て生徒が手がけた。1個450円で、60個限定(購入は1人1個)。

 梅ジャムの販売は、新型コロナウイルス禍で中止となった職業体験に代わる職業教育として企画した。収穫から加工、販売まで体験することで、梅に関わる仕事や地域の良さを学ぶ狙いがある。

 販売に向けて、生徒は商品開発や経理など五つの班で活動している。デザイン班の前田ほのかさんと中田萌々香さんは、瓶に貼るラベルを手がけた。「いかに目を引くかを心がけた。〝梅〟を漢字で強調し、〝じゃむ〟はひらがなでかわいさを出した。独自の梅のキャラクターもポイント」とアピールしている。

 南高梅は校内で栽培しており、農薬などは散布していないという。ジャムの加工には南部高校食と農園科の実習棟の設備を借りた。ラベルではそうした経緯も紹介している。

 前田さんと中田さんは「真心を込めて作った最高の一品。手に取ってもらえればうれしい」と来場を呼びかけている。

 弁慶市は21日午前8時から田辺扇ケ浜公園で開催される。中芳養中以外にも野菜やスイーツ、雑貨などを販売する25店ほどが出店予定。

 問い合わせは弁慶市実行委員会事務局の南紀みらい(0739・25・8230)へ。

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