優雅に奇岩彩る 串本町でハマユウ咲く
和歌山県紀南地方の沿岸部などでハマユウ(浜木綿)が花期を迎えている。串本町くじの川にある国の名勝・天然記念物「橋杭岩」の近くでも優雅な白い花が奇岩を彩っている。
関東南部以南の海岸の砂地に生えるヒガンバナ科の多年草。夏に葉の間から花茎を出し、高さ70~100センチほどになり、先に白い花を咲かせる。浜木綿の名前は、巻き重なって偽茎を形づくる白色の葉柄によるとされる。海岸に生え、形がオモトに似ていることからハマオモトとも呼ばれる。
日本最古の歌集「万葉集」には、熊野とハマユウを詠んだ柿本人麻呂の「み熊野の浦の浜木綿百重(ももへ)なす心は思へど直(ただ)に逢(あ)はぬかも」という和歌が収められている。
約850メートルにわたって大小40の岩柱が並ぶ橋杭岩では道の駅「くしもと橋杭岩」のそばなどに生えており、27日の早朝は東の空が朝焼けに染まる中、芳香を漂わせる花が奇岩と共演していた。
関東南部以南の海岸の砂地に生えるヒガンバナ科の多年草。夏に葉の間から花茎を出し、高さ70~100センチほどになり、先に白い花を咲かせる。浜木綿の名前は、巻き重なって偽茎を形づくる白色の葉柄によるとされる。海岸に生え、形がオモトに似ていることからハマオモトとも呼ばれる。
日本最古の歌集「万葉集」には、熊野とハマユウを詠んだ柿本人麻呂の「み熊野の浦の浜木綿百重(ももへ)なす心は思へど直(ただ)に逢(あ)はぬかも」という和歌が収められている。
約850メートルにわたって大小40の岩柱が並ぶ橋杭岩では道の駅「くしもと橋杭岩」のそばなどに生えており、27日の早朝は東の空が朝焼けに染まる中、芳香を漂わせる花が奇岩と共演していた。