神島高校（和歌山県田辺市文里２丁目）の商品開発プロジェクト「神島屋」が、梅を使った弁当のアイデアを募集する「梅弁当コンテスト」を写真共有アプリ「インスタグラム」で始めた。梅のおいしい食べ方を共有し、消費拡大につなげるのが狙い。投稿は７月６日まで。

　地域特産の梅をＰＲする「梅を食べようキャンペーン」で、梅ジャムコッペの販売に続く第２弾。飲食店とは異なる各家庭ならではの「梅弁当」に着目した。昨年度は１００件超の応募があった。

　コンテストは、梅弁当の写真と梅の使用方法を「＃ウメェ弁当２０２２」のハッシュタグを付けてインスタグラムに投稿する。１人何点でも応募できる。

　コンテストをＰＲするため、神島屋のメンバーは各自でインスタグラムを通じ応募を呼びかけている。昨年の最優秀賞作品や応募要項を掲載したチラシも作った。

　企画を担当する３年生の谷口司君は「インスタは僕らになじみがある。個々で発信することで、いろいろな方面に広がるはず」と広報戦略を話す。１５０件以上の応募を目標にしている。

　同じく３年生の壺田純平君は「毎日弁当で梅干しを食べている。梅が好きなのでどんな弁当が集まるか楽しみ」、新谷叶風君は「梅は肉や魚をはじめ、いろいろな食材に合う。意外性のある組み合わせに期待したい」と話した。

　応募作品は神島屋で審査し、入賞５点を決める。入賞作品はコンテストを後援するＪＡ紀南の広報誌で紹介する。梅製品の副賞も贈る。発表は７月中の予定。

　問い合わせは神島屋のインスタグラム（ｋａｓｈｉｍａｙａ２０２１）へ。