行政代執行の費用回収 田辺市、建物撤去の宅地売却
和歌山県田辺市が行政代執行の費用を徴収するため差し押さえ、公売にかけていた同市今福町の銀座通り沿いにある宅地は7日、売却が決定した。市建築課によると、行政代執行にかかった費用を回収できたケースは、全国的にも珍しいという。
この土地(177・48平方メートル)には、劣化が激しく倒壊の危険性がある建物があったため、市が「空き家対策特別措置法」に基づく行政代執行で昨年10~12月に解体撤去した。所有者がいる空き家を行政が代わって解体撤去する事例は、県内で初めてだった。
かかった費用を所有者に請求したが応じなかったため、土地を差し押さえていた。
公売は5月17日にあった。見積価額は730万円。3者から応札があり、1080万円で落札された。7日に落札者が代金を全額支払い、正式に売却が決まった。
この土地(177・48平方メートル)には、劣化が激しく倒壊の危険性がある建物があったため、市が「空き家対策特別措置法」に基づく行政代執行で昨年10~12月に解体撤去した。所有者がいる空き家を行政が代わって解体撤去する事例は、県内で初めてだった。
かかった費用を所有者に請求したが応じなかったため、土地を差し押さえていた。
公売は5月17日にあった。見積価額は730万円。3者から応札があり、1080万円で落札された。7日に落札者が代金を全額支払い、正式に売却が決まった。