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ミカン収穫量18年連続全国一 21年度、和歌山県

選果機にかけられる温州ミカン(昨年12月、和歌山県田辺市下三栖で)
選果機にかけられる温州ミカン(昨年12月、和歌山県田辺市下三栖で)
 近畿農政局は、2021年度和歌山県産温州ミカンの収穫量は14万7800トンで、04年度から18年連続で全国1位となったと発表した。

 収穫量は20年度の16万7100トンから1万9300トン(12%)減少した。果実の大きさは、小玉傾向だった前年度産より良好だったが、裏年傾向だったことが影響し、果実数が少なかった。10アール当たりの収穫量は2180キロで、前年度より260キロ(11%)減少した。

 また、その年の収穫を目的に実をならせた「結果樹面積」は6780ヘクタールで、前年度より70ヘクタール減少した。毎年減っており、ここ10年で約1割少なくなった。生産者の高齢化による廃園が進んでいることなどが影響しているという。

 全国の収穫量は74万9千トンで、この20%を和歌山が占めた。愛媛12万7800トン(17%)、静岡9万9700トン(13%)、熊本9万トン(12%)、長崎5万2千トン(7%)と続いた。

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