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今季市場販売は5168トン JA紀南の温州ミカン

JA紀南の選果場で、選果機にかけられる温州ミカン(昨年12月、和歌山県田辺市下三栖で)
JA紀南の選果場で、選果機にかけられる温州ミカン(昨年12月、和歌山県田辺市下三栖で)
 JA紀南(和歌山県)の温州ミカンの今季市場販売量は5168トン(昨季比106%)で、1キロ当たりの平均単価は250円(同109%)だった。天候に恵まれたことから、高糖度で品質が良く、市場からの評価も高かったという。

 販売期間は昨年9月16日から3月7日まで。数量は極早生が2387トン、早生が2770トン、中生が11トンだった。

 一定の糖度基準を満たした「天」などブランドミカンの割合は35%で、昨季の27%を上回った。糖度14度以上のトップブランド「木熟201」は19トンで、昨季の9トンと比べて大幅に増えた。木熟ミカンの平均単価は300円で昨季比116%と高かった。

 海外へは、シンガポールと台湾へ合わせて計約18トンを輸出した。

 同JA販売部は「今シーズンは前半の極早生から品質が良く、数量、品質とも市場の要望に応えることができた」と話している。

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