メロンはおいしいゾウ 間引いた果実を無償で提供
和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は27日、近畿大学農学部(奈良市)が栽培している「近大ICTメロン」をゾウやサルに餌として与え始めた。餌用は栽培過程で出る廃棄されたりする果実で、同園には無償で提供される。
近畿大学(大阪府東大阪市)とアドベンチャーワールドを運営する株式会社アワーズ(大阪府松原市)は2017年3月に産学連携に関する協定を締結しており、今回の取り組みはその一環。
「近大ICTメロン」は、農学部が最新の情報通信技術(ICT)を活用して栽培しているメロン。動物に提供されるのは、糖度の高いメロンを作るために間引かれた摘果メロン。これまでは同大学が他社と協力してピクルスに加工したり、廃棄したりしていた。今回から野菜や果物を好む動物の餌にすることで、無駄なく活用できる。
摘果メロンは毎年5~6月に500~千キロ収穫できる見込みで、何回かに分けて同施設に運び込まれる。
この日は直径5~10センチのメロン計約20キロが、アフリカゾウとマントヒヒに与えられた。
飼育スタッフの本政龍弘さん(33)によると、アフリカゾウは干し草のほか、ハクサイなどの野菜やバナナなどの果物を1日約100キロ食べている。餌を与え終えた本政さんは「ゾウはもっとメロンを欲しがっていたので、気に入っているようだった。餌代の節約にもつながるのでありがたい」と話した。
近畿大学(大阪府東大阪市)とアドベンチャーワールドを運営する株式会社アワーズ(大阪府松原市)は2017年3月に産学連携に関する協定を締結しており、今回の取り組みはその一環。
「近大ICTメロン」は、農学部が最新の情報通信技術(ICT)を活用して栽培しているメロン。動物に提供されるのは、糖度の高いメロンを作るために間引かれた摘果メロン。これまでは同大学が他社と協力してピクルスに加工したり、廃棄したりしていた。今回から野菜や果物を好む動物の餌にすることで、無駄なく活用できる。
摘果メロンは毎年5~6月に500~千キロ収穫できる見込みで、何回かに分けて同施設に運び込まれる。
この日は直径5~10センチのメロン計約20キロが、アフリカゾウとマントヒヒに与えられた。
飼育スタッフの本政龍弘さん(33)によると、アフリカゾウは干し草のほか、ハクサイなどの野菜やバナナなどの果物を1日約100キロ食べている。餌を与え終えた本政さんは「ゾウはもっとメロンを欲しがっていたので、気に入っているようだった。餌代の節約にもつながるのでありがたい」と話した。