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【動画】母との公開最後の日 白浜のパンダ「楓浜」

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」の雌のジャイアントパンダ「楓浜(ふうひん)」(1歳)は14日から「独り立ち」する。11日は母親「良浜(らうひん)」(21歳)と一緒に公開される最後の日となった。

 ジャイアントパンダは群れを作らず単独で生活する動物で、野生でも1~2歳で母親の元を離れ、1頭で過ごすという。同園は、楓浜の独り立ちに向け、2月下旬から段階的に親子で過ごす時間を減らすなどの準備を進めている。園内の「ブリーディングセンター」で暮らしてきたが、13日までに園内の希少動物繁殖センター「パンダラブ」へ引っ越しする。

 楓浜は、同園で生まれた17頭目のパンダとして2020年11月22日に誕生。新型コロナウイルスの影響で、中国・成都ジャイアントパンダ繁育研究基地から中国人スタッフが来日できないため、初めて同園の日本人スタッフのみで出産させた。父親は「永明(えいめい)」(29歳)。

 出生時の体重は157グラム、全長20・5センチ。11日現在の体重は約46キロ、全長約1・1メートル。永久歯が生えそろってきており、竹を1日に2キロ食べるなど順調に成長している。
母親「良浜」(右)に甘える「楓浜」=11日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで
母親「良浜」(右)に甘える「楓浜」=11日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで
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