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日置川でアユの友釣り解禁 早朝から愛好者がさお

アユを狙ってさおを出す釣り人(26日、和歌山県白浜町宇津木で)
アユを狙ってさおを出す釣り人(26日、和歌山県白浜町宇津木で)
 和歌山県の田辺市や白浜町を流れる日置川で26日、アユの友釣りが解禁された。本流や支流では朝早くからさおを出す釣り人の姿が見られた。

 友釣りは、アユの縄張りをつくる習性を利用している。おとりのアユに掛け針を付けて泳がせて縄張りに侵入させ、攻撃しようとするアユを釣り上げる。

 白浜町宇津木では、5人ほどが川に入って釣りを楽しんでいた。午前7時ごろから2時間で5匹を釣り上げた兵庫県西宮市の男性(74)は「毎年楽しみで解禁日に必ず来ている。天然遡上(そじょう)のアユが多く、形がきれいでおいしい」と笑顔で話した。

 日置川漁協によると、今年は4月2日から5月20日にかけて、殿山ダム(田辺市合川)の上流と下流に計5350キロの稚アユを放流している。天然遡上の量は例年並みとみられるという。

 紀南地方の河川では、日高川がすでに解禁している。そのほか、富田川は5月29日、古座川と熊野川は6月1日から解禁となる。

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