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日高川で待望のアユ漁解禁 支流に釣り人

日高川でアユ漁が解禁となり、支流の丹生ノ川でアユを狙う釣り人(2日、和歌山県田辺市龍神村丹生ノ川で)
日高川でアユ漁が解禁となり、支流の丹生ノ川でアユを狙う釣り人(2日、和歌山県田辺市龍神村丹生ノ川で)
 和歌山県田辺市龍神村などを流れる日高川でアユ漁が解禁され、椿山ダム(日高川町初湯川)から上流の各支流では連日、釣り人が訪れてアユの「友釣り」を楽しんでいる。

 ゴールデンウイークに友釣りを楽しみたいという釣り人の要望に応え、日高川漁協(日高川町松瀬)では毎年5月1日にアユ漁の早期解禁を実施。近畿で一番早い解禁とされている。

 今季は先週後半に降った雨で本流は濁りが残り、釣り人がほとんど入川できていない状況。しかし、2日から天気が回復し、当面安定した天候が見込めそうなため、漁協では「早ければ連休中にも入川できるのでは」と期待を寄せている。

 一方、支流の小又川や丹生ノ川、寒川では濁りはほとんどなく、1日から釣り人が入って腕を競い合っている。

 このうち龍神村丹生ノ川の丹生ノ川では、朝から何人もの釣り人が入り、さおの放列をつくっていた。

 1日夕にマイカーで来て、車中泊をしたという奈良県王寺町の安永忍さん(64)は「待ちかねた解禁なのでうれしい。これで釣れてくれれば最高なのだが、水温も低いし…。今日は20匹は釣りたい。もう1日車中泊し、3日もさおを出すつもりだ」と早期解禁を満喫していた。

 漁協関係者によると、解禁初日に小又川で50匹以上釣った人もいる。丹生ノ川では10匹前後。釣れるアユの大きさは平均14、15センチで、まだ小ぶりという。

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