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5月1日の解禁に向けアユ放流 田辺市龍神の日高川

日高川漁協の役員が体長10センチを超える人工産アユを放流(和歌山県田辺市龍神村小家で)
日高川漁協の役員が体長10センチを超える人工産アユを放流(和歌山県田辺市龍神村小家で)
 日高川漁協(和歌山県日高川町)は1日、田辺市龍神村内の日高川4カ所で、漁協が人工ふ化させて育てた体長10~15センチのアユ10万匹を放流した。漁協は全国に先駆け5月1日にアユ漁を解禁する。

 今季のアユ放流は3月31日にスタートした。初日は龍神村龍神などで10万匹を放流した。4月1日は小家―柳瀬の間で実施した。

 水槽を積んだトラックからホースを延ばして放流した。川に放たれたアユは、あっという間に泳ぎ去っていった。

 漁協では5月1日までに人工産アユを、日高川にある椿山ダムの上流に80万匹、下流に20万匹放流する予定。ほかに、川をさかのぼってきた海産アユをいったん捕獲しダム上流に放流する予定。

 山本勝一副組合長は「大きいアユを放流しているので、解禁時には18センチくらいになっているのでは。全国で一番早く友釣りを解禁するので、ぜひ大きいのを釣ってほしい」と話している。

 日高川のアユ漁は5月1日に早期解禁し、一般解禁は同20日。遊漁券は早期解禁年券が1万4300円、一般解禁同が1万1千円、日券が3300円(いずれも税込み)。

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