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アマゴの成魚4600匹放流 1日の漁解禁前に日高川漁協

アマゴの成魚を放つ日高川漁協の職員(和歌山県田辺市龍神村安井で)
アマゴの成魚を放つ日高川漁協の職員(和歌山県田辺市龍神村安井で)
放流したアマゴ
放流したアマゴ
 3月1日のアマゴ漁解禁を前に日高川漁協(和歌山県日高川町松瀬)は25日、田辺市龍神村を流れる日高川にアマゴの成魚を放流した。

 成魚の放流は、初心者や家族連れなどに本流の河原でアマゴ釣りを楽しんでもらおうと始めたもので、今年で6回目。渓流に比べて河原が広いので、最近はルアーを使ったり、フライフィッシングで釣ったりする人も目立ち、年を重ねるごとに解禁初日から成魚を狙う釣り人が増えているという。

 成魚は体長20~30センチほどで漁協の施設で育てた。この日は職員がトラックの水槽に入れて龍神村まで運び、安井の丸嶋橋上流、宮代キャンプ場周辺、龍神温泉周辺に計4600匹を放った。

 漁協では昨年6月にも、今年のアマゴ漁に向けて日高川町―龍神村の日高川本流やその支流に体重平均4・7グラムの稚魚計24万8千匹を放流しており「遊漁券を購入して釣りを楽しんでほしい」と話している。遊漁券は年券5500円、日券2200円。小中学生と身体障害者(3級以上)は半額。龍神村内では民宿や商店など11カ所で取り扱っている。

 また漁協は、アマゴの保護と資源回復を目的に来年2月末まで、龍神村内に禁漁区を設けている。場所は丹生ノ川支流の口合谷(延長約1・8キロ)、広井原の向瀬谷(同約4キロ)、小又川支流の折川谷(同約4キロ)。

 問い合わせは日高川漁協(0738・52・0950)へ。漁協はホームページでも随時情報を発信している。

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