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チェーンソーでウサギ制作 田辺市龍神で技術講習会

参加者に彫り方を見せる城所ケイジさん(中央)=和歌山県田辺市龍神村で
参加者に彫り方を見せる城所ケイジさん(中央)=和歌山県田辺市龍神村で
 和歌山県田辺市龍神村柳瀬の「龍神チェンソーカービング倶楽部」は14日、龍神村甲斐ノ川で技術講習会を開いた。県内外から参加した倶楽部の会員7人が、チェーンソーを使って来年の干支(えと)「卯(う)」にちなんでウサギを彫った。

 チェーンソーカービングは、チェーンソーで丸太に作品を彫刻する技法。同倶楽部は、会員の交流や技術向上を目的に、年に数回講習会を開いている。

 この日は、倶楽部の会員でありチェーンソーアート元世界大会チャンピオンの城所ケイジさん(55)=龍神村柳瀬=が指導に当たった。参加者は、立っている姿や座っている姿、伏せている姿の3種類のウサギから一つを選び、城所さんの彫り方を見たり、指導を受けたりしながら、杉の丸太を慎重に削って作品を仕上げた。

 15年ほど前からチェーンソーカービングを続けているという大阪市の武田正人さん(72)は「チェーンソーで木を削るスピード感が楽しい。出来上がった作品を褒めてもらえるのもうれしく、やりがいを感じている。これからも続けたい」と話した。

 城所さんによると、倶楽部では再生可能エネルギーを利用しようと、天気の良い日はソーラーパネルでバッテリーに充電できる電動チェーンソーの使用を増やしている。

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