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登山アプリの利用者と植樹 開発の「ヤマップ」

山にウバメガシの苗木を植える参加者(和歌山県田辺市中辺路町で)
山にウバメガシの苗木を植える参加者(和歌山県田辺市中辺路町で)
 日本最大級の登山アプリメディアを運営するソフトウエア開発会社「YAMAP(ヤマップ)」(福岡市)は3月27日、アプリのユーザー(利用者)ら15人と共に、和歌山県田辺市中辺路町の山にウバメガシの苗木150本を植樹した。

 ヤマップでは、アプリで感謝や応援を伝える手段として「DOMO(ドーモ)」というポイントをユーザー同士で送り合うことができる仕組みを設けている。たまったポイントはドングリの苗木と交換するなどして、登山者が山の再生や保全活動、登山道の整備に貢献できるようになっている。田辺市では同市文里2丁目の育林業会社「中川」の取り組みを支援している。

 同日あった植樹は、ポイントを苗木と交換したアプリのユーザーらに、実際に苗木を植える作業を体験してもらおうと企画。アプリのユーザーやヤマップの春山慶彦社長(41)らが中辺路町を訪れて、「中川」の社員から手順を教えてもらいながら1本ずつ苗木を植えた。

 春山社長は「自分自身も熊野古道を歩いたことがあり、この森が好き。熊野古道がある田辺市で、アプリのユーザーと一緒に森をつくることができて感無量。登山者が山の保全や森づくりに関われる取り組みを、今後も続けていきたい」と話した。

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