観光特急「銀河」の再運行決定 10月に和歌山県新宮―京都
JR西日本の観光特急列車「WEST EXPRESS(ウエスト エクスプレス)銀河」が10月~来年3月、紀南コース(京都―新宮駅間)を再び運行することが決まった。運行を要望していた紀南の沿線にある自治体関係者からは、喜びとともに地域活性化への期待の声が上がった。
JR西日本和歌山支社長の金岡裕之さんと紀南7市町村と県でつくる銀河受入協議会会長の田岡実千年新宮市長が25日、新宮市役所別館で記者会見を開いて発表した。
銀河は昨年7月16日~12月22日、京都―新宮駅間を41往復し、コロナ禍で乗客数を半分に減らしたが、延べ約3千人が乗車した。各停車駅では、地域住民らが乗客を物産販売などでもてなした。
10月から再び運行する銀河は、昨年と同じルートを走る予定で、京都から新宮へは夜行、新宮から京都へは昼行。1週間に2往復するが、出発時刻などは未定。6両編成で乗客定員は約100人、コロナ禍の場合は半分の約50人に減らす。
JR西日本によると、昨年の銀河紀南コースの乗車申し込み状況は、平均で定員の約7倍、最高で約13倍だった。
記者会見で金岡支社長は、昨年、銀河紀南コースの乗客にアンケートを取ったところ「豊かな自然と文化を楽しめた」「地元住民のおもてなしが良かった」などと大変好評だったことを受け、再運行を決めたと説明。10月からの運行では、車窓から見える海の景色をより楽しんでもらえるよう、海側の座席数を増やすほか、沿線の雑草や雑木を伐採して海をより見えやすくしていくと話した。
田岡会長は、再運行を決定したJR西日本に感謝し、コロナ禍で地域経済が厳しい中、銀河の運行を地域活性化に生かしていくための工夫を凝らしていくとともに、さらに乗客に喜んでもらえるよう、おもてなしの準備を進めていきたいと意欲を示した。
JR西日本和歌山支社長の金岡裕之さんと紀南7市町村と県でつくる銀河受入協議会会長の田岡実千年新宮市長が25日、新宮市役所別館で記者会見を開いて発表した。
銀河は昨年7月16日~12月22日、京都―新宮駅間を41往復し、コロナ禍で乗客数を半分に減らしたが、延べ約3千人が乗車した。各停車駅では、地域住民らが乗客を物産販売などでもてなした。
10月から再び運行する銀河は、昨年と同じルートを走る予定で、京都から新宮へは夜行、新宮から京都へは昼行。1週間に2往復するが、出発時刻などは未定。6両編成で乗客定員は約100人、コロナ禍の場合は半分の約50人に減らす。
JR西日本によると、昨年の銀河紀南コースの乗車申し込み状況は、平均で定員の約7倍、最高で約13倍だった。
記者会見で金岡支社長は、昨年、銀河紀南コースの乗客にアンケートを取ったところ「豊かな自然と文化を楽しめた」「地元住民のおもてなしが良かった」などと大変好評だったことを受け、再運行を決めたと説明。10月からの運行では、車窓から見える海の景色をより楽しんでもらえるよう、海側の座席数を増やすほか、沿線の雑草や雑木を伐採して海をより見えやすくしていくと話した。
田岡会長は、再運行を決定したJR西日本に感謝し、コロナ禍で地域経済が厳しい中、銀河の運行を地域活性化に生かしていくための工夫を凝らしていくとともに、さらに乗客に喜んでもらえるよう、おもてなしの準備を進めていきたいと意欲を示した。