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来館者200万人突破 田辺市の文化施設「たなべる」

200万人目の来館者となり、松川靖弘館長(右)から認定証を受け取る仲修平さん=20日、和歌山県田辺市東陽で
200万人目の来館者となり、松川靖弘館長(右)から認定証を受け取る仲修平さん=20日、和歌山県田辺市東陽で
 和歌山県田辺市東陽の市文化交流センター「たなべる」の来館者数が20日、200万人を突破した。開館からちょうど10周年での達成となる。

 2012年2月に開館。それまで同市上屋敷2丁目にあった市立図書館が1階に移転し、2階には歴史民俗資料館や会議室がある。

 200万人目の来館者となったのは、同市南新万の仲修平さん(66)。記念品として、市立図書館の松川靖弘館長から認定証と図書カード、花束が贈られた。仲さんは「まさか200万人目だとは思わず、びっくりした。図書館へはよく借りに来ているが、スタッフの案内もスムーズで利用しやすい」と話した。

 年間来館者数は、12年度が23万6201人。その後も20万人台を保っていたが、20年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、12万7481人まで落ち込んだ。

 21年度は9月末までに7万4239人が来館。現在も学習コーナーや閲覧席を半減したり、感染状況に合わせて館内イベントを中止したりと、試行錯誤の運営を続けている。

 蔵書は約32万冊で、11年度の約22万2千冊から大幅に増えた。図書カードの登録者数は20年度で3万343人。

 真砂充敏市長は「今後も、たなべるの名称に込めた『田辺市の学べる場所』として、市民の皆さまにさらに利用いただけるよう施設やサービスの充実に努めたい」とコメントした。

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