ジビエも生かし革製品 古座川の山本さんが製造販売
「ジビエ」で地域活性化に取り組んでいる古座川町で、同町高池の山本温子さん(40)が地元産のシカも活用しながら、革製品の製造販売をしている。かばんや小物を町内の道の駅などで販売しており、観光客らに好評。今は牛革が中心だが「いずれは古座川のシカをメインに」と意気込んでいる。
同町では、同町月野瀬に町が整備した食肉処理加工施設「古座川ジビエ 山の光工房」の運営が2015年4月にスタートするなど、農作物に被害をもたらすシカやイノシシを「厄介者」から「地域資源」に変えようという取り組みが盛んだ。
以前から田舎暮らしに憧れていたという山本さんは16年12月、夫の博さん(43)ら4人家族で神戸市から移り住んだ。「作ることが好きで、手に職を付けたい」と、移住する2年前から大阪市にあるかばん作りの学校に通い、移住後も牛革を使うなどして独学で製品作りを続けていた。
シカの革を扱うようになったのは4年ほど前、町役場のジビエ担当者から「有効活用のためにシカで何か作ってくれないか」と提案されたことがきっかけ。その後も山の光工房からシカのなめし革を仕入れることができれば、かばんや財布、名刺入れ、キーホルダーを作っているという。
普段は会社勤めをしており、革製品の製造販売は副業。昨年春に、自身のニックネームにちなんで「yocco(ヨッコ)」というブランド名で開業し、自宅の離れに設けたアトリエで平日の夜を中心に制作に励んでいる。
山本さんは「シカの革はウシと比べて柔らかくて軽く、湿気にも強いのが魅力。自然から頂いた命を無駄にせず、末永く使っていただけるようにとの思いで作っている。将来的に、シカの革を安定供給してもらえるようになれば、古座川のシカだけでやっていけたら面白い」と話している。
山本さんの革製品は同町相瀬にある道の駅一枚岩などで販売している。
同町では、同町月野瀬に町が整備した食肉処理加工施設「古座川ジビエ 山の光工房」の運営が2015年4月にスタートするなど、農作物に被害をもたらすシカやイノシシを「厄介者」から「地域資源」に変えようという取り組みが盛んだ。
以前から田舎暮らしに憧れていたという山本さんは16年12月、夫の博さん(43)ら4人家族で神戸市から移り住んだ。「作ることが好きで、手に職を付けたい」と、移住する2年前から大阪市にあるかばん作りの学校に通い、移住後も牛革を使うなどして独学で製品作りを続けていた。
シカの革を扱うようになったのは4年ほど前、町役場のジビエ担当者から「有効活用のためにシカで何か作ってくれないか」と提案されたことがきっかけ。その後も山の光工房からシカのなめし革を仕入れることができれば、かばんや財布、名刺入れ、キーホルダーを作っているという。
普段は会社勤めをしており、革製品の製造販売は副業。昨年春に、自身のニックネームにちなんで「yocco(ヨッコ)」というブランド名で開業し、自宅の離れに設けたアトリエで平日の夜を中心に制作に励んでいる。
山本さんは「シカの革はウシと比べて柔らかくて軽く、湿気にも強いのが魅力。自然から頂いた命を無駄にせず、末永く使っていただけるようにとの思いで作っている。将来的に、シカの革を安定供給してもらえるようになれば、古座川のシカだけでやっていけたら面白い」と話している。
山本さんの革製品は同町相瀬にある道の駅一枚岩などで販売している。