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子ども食堂で弁当配布 上富田社福協、コロナ禍で地域貢献

弁当を手渡す和歌山ファイティングバーズの選手(左)=和歌山県上富田町岩田で
弁当を手渡す和歌山ファイティングバーズの選手(左)=和歌山県上富田町岩田で
 和歌山県上富田町の岩田公民館で24日、町社会福祉協議会による「子ども食堂」があった。希望があった子どもたちやその家族に100円で弁当を提供する取り組みで、野球独立リーグの和歌山ファイティングバーズの選手4人もボランティアで参加し、ドライブスルー形式で持ち帰り用の弁当を手渡した。

 町社福協では昨年、地域への貢献や全ての人が協力できる共生社会を目指す活動として、参加者で一緒に食事をする子ども食堂を計画した。だが、新型コロナウイルスの影響で中止となったため、コロナ禍でもできる活動としてドライブスルー形式で弁当を配ることを考案。今年5月には、同町のくちくまの福祉バザーボランティアによる寄付と、業務スーパー朝来駅前店(上富田町朝来)からの食材の提供を受け、女性ボランティアらが用意した弁当を町内の小学生やその家族に無料で配布した。

 今回は、町身体障害者会からも寄付を受けたほか、あゆみ福祉食堂(田辺市)が協力して弁当を用意。前回から「お金を払ってもいいから、長く続けてほしい」という声が多く寄せられたため、弁当代を100円にして希望があった岩田小学校の児童や家族84人分の弁当を配った。

 7、8月中には、町内の岡、市ノ瀬、朝来、生馬の4小学校の児童にも、同様に弁当を配るという。

 町社福協の担当者は「1食だけでも家族で弁当を食べてもらうことで、忙しいお母さんやお父さんたちに少しでもほっこりしてもらいたいという思いもある。寄付やボランティアの方たちの存在は本当にありがたく、今後も続けていきたい」と話した。

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