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「すさみの暮らし」を看板に 周参見中の生徒が作成

指にペンキをつけて黒い板にイラストを描く周参見中学校2年生(和歌山県すさみ町周参見で)
指にペンキをつけて黒い板にイラストを描く周参見中学校2年生(和歌山県すさみ町周参見で)
 和歌山県すさみ町の多文化交流施設「イコラ」で5月26日、周参見中学校2年生24人が、「すさみの暮らし」をイメージした看板を作った。カツオや国の天然記念物・稲積島などのイラストを描いた。


 総合的な学習の一環。生徒が体験した田植えから、すさみの暮らしについて改めて深く考え、大人になってもふとしたきっかけに思い出してもらおうと、同町集落支援員の田中那津美さんが、思考を細分化し図にする「マインドマップ」を使った学習を企画した。

 この日は、校舎を持たず、世界を旅しながら学ぶ高校「インフィニティ国際学院」=運営・八戸学院グループ、東京都=の生徒3人が同町に滞在していることもあり、中学生と一緒に参加した。

 生徒は4班に分かれ、「マインドマップ」を使って、食べ物、仕事、歴史の3分野からキーワードを連想。食べ物ではカツオやイノブタ、仕事では漁師や農家、歴史では古墳や地元の祭りなどが出た。

 出てきた言葉を各班10個ずつに絞り、言葉に合うイラストを黒い板に指に水性ペンキをつけて描き、看板を作った。

 長野承太郎君(13)は「社会に出てもマインドマップを生かしてみたい」と話した。

 看板は生徒が田植えをしたイコラ裏にある田んぼのあぜ道に設置した。

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