和歌山県白浜町は、高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種の予約をはがきで受け付ける。年齢を３階層に分け、高齢順から予約を組む。町内の医療機関でも接種できるようにする。接種は６月中旬に始め、７月末ごろまでには希望者全員が２回の接種を終えるようにしたいという。

　前回の予約は電話だけでの受け付けだったが、殺到してつながりにくい状態が続くなど混乱したため、はがきに変えた。６５歳以上のうち、施設に入所しておらず接種予約が取れていない約５２００人が対象。８５歳以上▽７５～８４歳▽６５～７４歳―の３階層にする。

　町は順次、案内文を対象者に郵送。接種希望者が返信用はがきに必要事項を書いて送ると、会場や日時を知らせる通知が町から届く。希望者は日時を選択できないが、町では「希望すれば必ず接種できるので、安心して待ってほしい」と呼び掛けている。通知は設定した接種日の約１週間前に発送する。

　接種会場は白浜はまゆう病院、白浜会館、町内の医療機関のいずれか。白浜会館は土日曜、はまゆう病院か個別医療機関なら平日になりそうだという。個別医療機関の受け入れ予定人数を上回る場合は、はまゆう病院か白浜会館になる。この２会場には巡回バスを運行する。

　ワクチンはファイザー社製。１回目の接種日の３週間後の予約も併せて組む。２回とも同じ会場、時間にしたいと町は考えている。

　問い合わせは、平日午前８時半～午後５時１５分に、町の専用ダイヤル（０７３９・３４・２２３３）へ。