町営バスにロケットの絵 串本町がお披露目
ロケット発射場の建設が進む和歌山県串本町は、車体にロケットの絵を描いた町営バスを4月1日から運行する。3月31日、同町西向の町役場古座分庁舎駐車場でバスのお披露目式があった。
ロケットの原画を描いたのは、くしもと町立病院(串本町サンゴ台)にも作品を展示している田辺市龍神村の絵本作家、やのともこさん(50)。発射場建設地の近くにある田原小学校(野端則久校長)の全校児童14人が、原画の色付けに参加した。
原画は、バスの左面用と右面用(それぞれ縱約1メートル、横約3・8~4・8メートル)と後部面用(縱約1メートル、横約1・6メートル)の3種類。夜空を飛ぶロケットや町内の観光名所橋杭岩、海、灯台などが描かれ、子どもや動物の笑顔があふれる作品になっている。
バスは29人乗りで、床が低く、段差が少ないノンステップバス。発射場近くの「佐部・上田原線」を運行する。
バスの購入費には、病気のため2019年10月に49歳で亡くなった町職員の井沼美和さんの母・和代さん(89)から町への寄付金1千万円を充てた。バスのナンバーは、美和さんが使用していた車と同じ「3838(みわみわ)」を使用しており、生まれ育った古里を運行する。
お披露目式で、田嶋勝正町長は、町民から要望のあった高齢者に優しいバスを寄付金のおかげで導入できることができたと感謝し、やのさんは「すごくかわいいバスになった」と喜んだ。
お披露目の後、上野山こども園(串本町津荷)の園児たちがバスに乗り込み、園舎へ向かって出発した。
ロケットの原画を描いたのは、くしもと町立病院(串本町サンゴ台)にも作品を展示している田辺市龍神村の絵本作家、やのともこさん(50)。発射場建設地の近くにある田原小学校(野端則久校長)の全校児童14人が、原画の色付けに参加した。
原画は、バスの左面用と右面用(それぞれ縱約1メートル、横約3・8~4・8メートル)と後部面用(縱約1メートル、横約1・6メートル)の3種類。夜空を飛ぶロケットや町内の観光名所橋杭岩、海、灯台などが描かれ、子どもや動物の笑顔があふれる作品になっている。
バスは29人乗りで、床が低く、段差が少ないノンステップバス。発射場近くの「佐部・上田原線」を運行する。
バスの購入費には、病気のため2019年10月に49歳で亡くなった町職員の井沼美和さんの母・和代さん(89)から町への寄付金1千万円を充てた。バスのナンバーは、美和さんが使用していた車と同じ「3838(みわみわ)」を使用しており、生まれ育った古里を運行する。
お披露目式で、田嶋勝正町長は、町民から要望のあった高齢者に優しいバスを寄付金のおかげで導入できることができたと感謝し、やのさんは「すごくかわいいバスになった」と喜んだ。
お披露目の後、上野山こども園(串本町津荷)の園児たちがバスに乗り込み、園舎へ向かって出発した。