マイナンバーカード交付増 5千円分のポイントが追い風
和歌山県田辺市で、マイナンバーカードの交付が増加している。2020年度は2月末現在6248枚で、19年度1年間の約2・8倍。カード所有者に最大5千円分のポイントを還元する「マイナポイント」事業などが追い風になっているという。
マイナンバーカードは、本人確認のための身分証明書になるほか、住民票などの各種証明書をコンビニエンスストアで取得することもできる。政府は行政機関のデジタル化を急いでおり、マイナンバーカードをその要と位置付けている。
田辺市の2月末現在の交付数は1万6034枚で、交付率は21・9%。交付を始めた15年度は2553枚、16年度は3134枚だったが、17年度は1058枚、18年度には771枚にとどまっていた。
市の担当者によると、交付が増えた背景には政府の推進策がある。
マイナポイントは、電子マネーのチャージ(入金)やスマートフォンを使ったQRコード決済をすると、買い物などに使える最大5千円分のポイントがもらえる。事業期間は9月末までだが、ポイント還元に参加するには、3月末までにマイナンバーカードを取得するか、自治体へ取得申請する必要があるとしていた。そのため、年度末に向けて申請が急増していた。政府は申請期限の延長を検討している。
また、マイナンバーカード未取得者を対象にスマホで申請可能なQRコード付き交付申請書を発送したことで、窓口に足を運ぶことなく申請する人が増えたという。2月の申請は1937件で、昨年12月の5倍以上だった。
一方で、カードを利用する必要性を感じていない人は、まだまだ多いともみている。個人情報の管理に対する不安の声も根強い。
紀南の市町村の2月末現在の交付率は次の通り。印南町18・9%、みなべ町17・1%、白浜町19・8%、上富田町17・8%、すさみ町15・9%、串本町18・9%、古座川町20・2%、那智勝浦町21・0%、太地町20・4%、新宮市21・0%、北山村26・3%。県平均は22・8%、全国平均は26・2%。
マイナンバーカードは、本人確認のための身分証明書になるほか、住民票などの各種証明書をコンビニエンスストアで取得することもできる。政府は行政機関のデジタル化を急いでおり、マイナンバーカードをその要と位置付けている。
田辺市の2月末現在の交付数は1万6034枚で、交付率は21・9%。交付を始めた15年度は2553枚、16年度は3134枚だったが、17年度は1058枚、18年度には771枚にとどまっていた。
市の担当者によると、交付が増えた背景には政府の推進策がある。
マイナポイントは、電子マネーのチャージ(入金)やスマートフォンを使ったQRコード決済をすると、買い物などに使える最大5千円分のポイントがもらえる。事業期間は9月末までだが、ポイント還元に参加するには、3月末までにマイナンバーカードを取得するか、自治体へ取得申請する必要があるとしていた。そのため、年度末に向けて申請が急増していた。政府は申請期限の延長を検討している。
また、マイナンバーカード未取得者を対象にスマホで申請可能なQRコード付き交付申請書を発送したことで、窓口に足を運ぶことなく申請する人が増えたという。2月の申請は1937件で、昨年12月の5倍以上だった。
一方で、カードを利用する必要性を感じていない人は、まだまだ多いともみている。個人情報の管理に対する不安の声も根強い。
紀南の市町村の2月末現在の交付率は次の通り。印南町18・9%、みなべ町17・1%、白浜町19・8%、上富田町17・8%、すさみ町15・9%、串本町18・9%、古座川町20・2%、那智勝浦町21・0%、太地町20・4%、新宮市21・0%、北山村26・3%。県平均は22・8%、全国平均は26・2%。