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日本風景街道熊野に優秀活動賞 地域の魅力生かし活性化に貢献

紀南河川国道事務所の川尻竜也事務所長(左)から表彰状を受け取る、日本風景街道熊野の大坂憲久会長=16日、和歌山県田辺市中万呂で
紀南河川国道事務所の川尻竜也事務所長(左)から表彰状を受け取る、日本風景街道熊野の大坂憲久会長=16日、和歌山県田辺市中万呂で
 和歌山県内の観光や環境保全などに関係する31団体でつくる「日本風景街道熊野」(大坂憲久会長)は16日、地域の魅力を掘り起こし、交流や活性化につなげる取り組みが評価され、近畿風景街道協議会(事務局・近畿地方整備局地域道路課)から近畿優秀活動賞を受けた。

 「日本風景街道熊野」は、熊野古道中辺路と大辺路に沿った国道を中心とした地域づくりをしようと2006年に発足した。地域の魅力を再発見するツアーの企画や、魅力ある観光資源を紹介するマップ作り、環境の保全など幅広く活動している。

 同様の取り組みは全国で144ルートあり、うち「日本風景街道熊野」を含めた近畿の20ルートでつくる近畿風景街道協議会が本年度から、新たな取り組みとして近畿優秀活動賞と特別賞を選び表彰した。

 16日、田辺市中万呂の紀南河川国道事務所で表彰式があった。近畿風景街道協議会会長の代理で川尻竜也事務所長が、大坂会長(67)=那智勝浦町湯川=に表彰状を手渡した。

 大坂会長は「光栄な賞を頂けて大変感激している。紀南地方の良さや魅力を掘り起こし、オンラインなどの技術も活用しながら、今後も地域の良さをアピールしていきたい」と話した。

 表彰では日本風景街道熊野のほか、京都府―福井県の「西の鯖街道」が近畿優秀活動賞、福井県の「ふくいやまぎわ天下一街道」が特別賞を受けた。

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