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本宮大社で復興祈願神事 東日本大震災10年

熊野本宮大社で営まれた東日本大震災復興祈願祭(11日、和歌山県田辺市本宮町で)
熊野本宮大社で営まれた東日本大震災復興祈願祭(11日、和歌山県田辺市本宮町で)
 東日本大震災からちょうど10年を迎えた11日、和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)は、犠牲者を慰霊し復興を祈願する神事を営んだ。

 東日本大震災復興祈願祭には大社の責任役員や氏子総代会、敬神婦人会の関係者ら11人が参列。九鬼宮司(64)が犠牲者の鎮魂や復興、コロナ禍の収束を願う祝詞を奏上し、参列者も玉串をささげた。

 九鬼宮司は「今日はよみがえり、再生の地といわれる熊野から復興を祈願させていただいた。10年の節目に、命の大切さや互いに助け合うことの大切さを、皆であらためて共有したい」。参列した氏子総代会の榎本隆文会長(69)も「亡くなられた方のご冥福や復興を祈った。2011年は秋に紀伊半島大水害もあり、忘れられない年。復興は進んでいるといっても完全な復興には至っていないと思うので、陰ながら応援していきたい」と話していた。

 この日は全国の各神社で復興祈願祭が営まれた。

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